BASEでネットショップを開設する方法|初心者向けの手順と注意点

BASE(ベイス)は、専門的なプログラミング知識がなくても、自分のネットショップを作成できるサービスです。初期費用・月額費用が0円のスタンダードプランが用意されており、初めてオンライン販売に挑戦する方にも利用しやすい仕組みになっています。

ただし、アカウントを作成しただけでは商品の販売準備は完了しません。メール認証や決済申請、商品登録などを済ませ、ショップを公開する必要があります。

ここでは、BASEでネットショップを開設する具体的な手順を、初めて利用する方にも分かるように順番に説明します。販売開始前に確認したい費用や注意点も押さえておきましょう。

 

目次

BASEでネットショップを開設するまでの流れ

BASEでネットショップを開設するには、アカウント登録からショップ公開まで、いくつかの設定を進めます。

まずは全体の流れを確認しておくと、必要な準備が分かりやすくなります。

手順 作業内容 準備・確認すること
STEP1 アカウント登録 メールアドレス・パスワード・ショップURL
STEP2 メール認証 登録メールに届く認証案内
STEP3 運営者情報の設定 特定商取引法に基づく表記
STEP4 決済方法の設定 BASEかんたん決済の利用申請
STEP5 商品登録 商品画像・商品名・価格・説明文
STEP6 ショップデザイン テーマ・配色・ショップの見た目
STEP7 ショップ公開 公開設定と表示内容の確認

公式ヘルプでは、これらの作業に加えて、反社会的勢力でないことに関する誓約への同意も案内されています。登録画面に表示される規約や必要な確認事項に沿って進めてください。

ショップを公開するまでの期限は設けられていないため、商品やデザインを準備してから公開できます。最初からすべての設定を急いで完了させる必要はありません。

 

BASEの開設前に準備しておくもの

登録を始める前に、ショップの基本情報と販売する商品の情報を整理しておくと、開設作業がスムーズになります。

 

メールアドレスとパスワード

BASEへの登録にはメールアドレスとパスワードが必要です。

メールアドレスは、認証手続きだけでなく、BASEからのお知らせや購入者からの問い合わせに関する通知にも利用されます。

日常的に確認できるアドレスを用意し、第三者に推測されにくいパスワードを設定してください。登録画面では、パスワードは半角英数字記号6文字以上と案内されています。

 

ショップ名とショップURL

ショップURLは、購入者がネットショップにアクセスするためのアドレスです。

BASEの登録画面では、任意の文字列と選択したドメインを組み合わせてショップURLを作成します。

URLに使用する文字列は登録画面で3〜12文字と案内されているため、ショップ名やブランド名に関連する、覚えやすいものを検討するとよいでしょう。

独自ドメイン(自分で取得して利用する専用のインターネットアドレス)を使いたい場合も、公式登録画面では登録後に変更できる旨が案内されています。

 

商品画像・販売価格・商品説明

商品登録に備えて、販売する商品の画像、名称、価格、説明文を用意しておきます。

特に商品画像は、購入者が商品の状態や特徴を判断する重要な材料です。

衣類であればサイズや素材、アクセサリーであれば寸法や使用素材など、購入前に知りたい情報を整理してください。

また、販売価格を決める際には、商品原価だけでなく、送料・梱包費・販売手数料も考慮する必要があります。

 

BASEでネットショップを開設する方法【7ステップ】

ここからは、BASEの公式ヘルプで確認できる開設手順に沿って説明します。画面の表示やメニューの配置は、サービスの更新によって変わる場合があります。

 

STEP1:BASEの公式サイトからアカウントを登録する

最初に、BASEの新規登録ページを開きます。

登録画面には、主に次の入力欄が用意されています。

  • メールアドレス:ショップ運営で利用するメールアドレスを入力します。
  • パスワード:ログインに使用するパスワードを設定します。
  • ショップURL:希望する文字列と利用可能なドメインを選択します。

必要事項を入力したら、利用規約とプライバシーポリシーを確認し、登録手続きを進めてください。

登録するメールアドレスやショップURLに入力ミスがないか、確定前に確認しておきましょう。

 

STEP2:メールアドレスを認証する

アカウント登録後は、登録したメールアドレスに届く案内からメール認証を行います。

BASE公式ヘルプによると、認証メールにはメールアドレスの確認を促す案内が記載されています。

  1. 登録したメールアドレスの受信箱を開きます。
  2. BASEから届いた認証メールを確認します。
  3. メールに記載された認証用URLへアクセスします。
  4. 認証が完了したことを確認します。

メールが見つからない場合は、迷惑メールフォルダや受信設定も確認してください。

メール認証はショップ公開に必要な手続きの一つです。後回しにせず、登録後に完了させておくことをおすすめします。

 

STEP3:特定商取引法に基づく表記を設定する

続いて、ショップの運営に関する情報を登録します。

BASEでは、入力した運営者情報が「特定商取引法に基づく表記」のページに反映されます。

特定商取引法(通信販売などで消費者を保護するための法律)に基づく表記は、購入者が販売事業者や取引条件を確認するための重要な情報です。

公式ヘルプでは、ショップ運営者の情報、住所、連絡先、営業時間などの入力が案内されています。

住所や連絡先などは公開範囲に関わるため、入力前にBASEの非公開設定や表示条件を確認してください。

BASE公式サイトでは、個人のショップ運営者について、一部の個人情報を非公開にできる設定が案内されています。ただし、法人の場合など適用条件が異なります。

入力した情報に不備があるとショップを公開できない場合があるため、正確に登録してください。

 

STEP4:BASEかんたん決済の利用申請をする

商品を販売するためには、購入者が利用する決済方法を設定します。

BASEでは「BASEかんたん決済」の利用申請を行い、ショップで利用する決済方法を選択します。

  1. ショップ管理画面で決済に関する設定を開きます。
  2. 利用したい決済方法を選択します。
  3. 画面に表示される必要事項を入力します。
  4. 利用申請を行い、案内された確認事項に対応します。

利用できる決済方法や申請時に求められる情報は、BASE側の条件によって異なります。

決済方法の選択だけで手続きが完了したと思い込まず、利用申請が正常に受け付けられているかを確認してください。

申請内容に不備がある場合は、BASEからメールで案内されることがあります。

 

STEP5:販売する商品を登録する

決済設定を進めたら、販売する商品を登録します。

BASE公式ヘルプでは、管理画面の「商品を登録する」から商品の種類を選択する操作が案内されています。

  1. BASEの管理画面を開きます。
  2. 「商品を登録する」を選択します。
  3. 登録する商品の種類を選びます。
  4. 商品名・説明・価格・商品画像などを入力します。
  5. 公開状態を確認し、商品情報を保存します。

通常商品に加えて、対応するApp(BASEに追加できる拡張機能)を導入することで、定期便やデジタルコンテンツなどを登録できる場合もあります。

商品説明には、購入者が注文前に判断できる情報を具体的に記載してください。

例えば、サイズや素材、内容量、商品の状態、使用上の注意などが考えられます。必要な情報は商品によって異なります。

また、商品には公開・非公開の設定があります。販売準備が整っていない商品は、公開状態を確認してから保存してください。

ショップを公開するためには、商品が1点以上登録されている必要があります。

 

STEP6:ショップのデザインを設定する

商品登録ができたら、ショップの見た目を整えます。

BASEにはショップデザインを設定する機能があり、商品やブランドの雰囲気に合わせたページを作成できます。

初心者の方は、まず購入者が商品を探しやすく、内容を読みやすい構成を優先するとよいでしょう。

  • ショップ名やロゴが分かりやすく表示されているか確認します。
  • 商品画像が見切れたり、不自然に表示されたりしていないか確認します。
  • 文字と背景の色に十分なコントラストがあるか確認します。
  • スマートフォンでも商品情報を読みやすいか確認します。

デザインは公開後にも改善できます。最初から複雑な装飾を追加するよりも、商品情報が伝わるシンプルな構成から始める方法があります。

 

STEP7:ショップを公開する

必要な設定が完了したら、ショップを公開します。

BASE公式ヘルプでは、次の操作が案内されています。

  1. 管理画面の左側にある「設定」を開きます。
  2. 「ショップ情報」を選択します。
  3. 「ショップ公開状況」にチェックを入れます。
  4. 変更内容を保存します。

公開設定を保存したら、ショップURLにアクセスし、購入者側からページが表示されるか確認してください。

ショップを公開すると、購入者がショップページへアクセスできる状態になります。商品価格や説明文、送料、運営者情報の表示内容を事前に確認しておきましょう。

公開後は、商品ページやショップの案内ページを実際に開き、表示崩れや誤記がないか確認することも大切です。

 

BASEの開設費用と販売手数料はいくら?

BASEには、初期費用と月額費用が0円のスタンダードプランと、月額費用が発生するグロースプランがあります。

初めてネットショップを開設する場合、スタンダードプランなら固定の月額利用料をかけずに販売を始められます。

ただし、商品が売れた際には手数料が発生します。

 

スタンダードプランとグロースプランの違い

2026年10月23日時点で確認したBASE公式料金ページでは、次の条件が案内されています。

料金項目 スタンダードプラン グロースプラン
初期費用 0円 0円
月額費用 0円 16,580円(年払い換算)
月払い 0円 19,980円
通常の決済手数料 3.6%+40円 2.9%
サービス利用料 3% 0円
主な利用場面 販売を小規模から始めたい場合 売上規模が大きく、手数料負担を抑えたい場合

上記は通常の決済に関する基本条件です。PAY IDアプリ経由の注文や、一部の決済方法では異なる手数料が適用されます。また、売上金の振込などに伴う費用も別途考慮する必要があります。

グロースプランの年払いは12か月分をまとめて支払う契約です。月額換算の金額と、実際の請求方法を混同しないようにしてください。

費用をさらに確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい関連記事

BASEの料金・手数料を確認する

 

商品が売れたときの手数料を計算する

スタンダードプランでは、通常の決済手数料とサービス利用料が発生します。

例えば、通常の手数料条件が適用される注文で、商品代金が3,000円だった場合を考えます。

項目 計算例
商品代金 3,000円
決済手数料 3,000円×3.6%+40円=148円
サービス利用料 3,000円×3%=90円
手数料合計 238円
差引額 2,762円

この計算は、通常の基本手数料を適用した単純な試算です。送料、税金の取扱い、売上金の振込費用、特別な決済条件などは含めていません。

実際の利益を考える際には、商品原価や発送費用も差し引いて計算してください。

 

BASEでネットショップを開設するときの注意点

BASEはネットショップを作成しやすいサービスですが、販売開始前に確認しておきたい点があります。

 

商品を登録しただけではショップは公開されない

BASEでは、商品登録とショップ公開は別の操作です。

商品を保存しただけで販売ページが公開されるとは限りません。

メール認証、運営者情報の登録、決済申請、商品登録などの必要な手続きを完了し、最後に公開設定を行ってください。

 

送料や発送方法を決めておく

ネットショップでは、商品の販売価格だけでなく、送料や発送条件も購入判断に影響します。

送料の設定に誤りがあると、注文後の対応や利益計算に支障が出る可能性があります。

商品ごとの大きさや重量、配送先、梱包費用などを考慮して、無理のない送料設定を検討してください。

配送方法や発送までの日数についても、購入者に誤解を与えない表記が重要です。

 

販売できる商品や利用規約を確認する

BASEで販売する商品は、サービスの利用規約や関連法令に適合している必要があります。

特に、食品、化粧品、デジタルコンテンツ、ブランド品などは、商品によって必要な許可や権利確認が異なる場合があります。

販売権限のない商品や、必要な許認可を満たしていない商品を出品しないでください。

仕入れ商品を扱う場合は、正規の販売権限や商品情報を確認し、必要な表示を整えてから販売を開始してください。

 

開設しただけで集客できるとは限らない

ネットショップを公開しても、購入者が自動的に集まるとは限りません。

販売開始後は、SNSでの情報発信や商品ページの改善、検索からの流入を意識した商品説明など、継続的な集客施策も必要になります。

最初から多くの商品を掲載することよりも、商品の魅力や購入条件が正確に伝わる状態を作ることが大切です。

 

BASEのショップが公開できない場合の対処方法

公開設定を進めてもショップが表示されない場合は、どの手続きで止まっているかを確認します。

BASE公式ヘルプでは、ショップを公開できない場合と、公開したのに表示されない場合を分けて確認するよう案内しています。

状況 最初に確認すること 対処方法
公開設定ができない メール認証 認証メールの案内から手続きを完了する
公開設定ができない 特定商取引法に基づく表記 必須項目や入力内容の不備を確認する
公開設定ができない 決済利用申請 申請状況とBASEからの案内メールを確認する
公開設定ができない 商品登録 商品が1点以上登録されているか確認する
公開後に表示されない ショップ公開状況 設定が有効になっているか確認する

 

認証メールが届かない場合

登録したメールアドレスの受信箱に認証メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認してください。

BASE公式ヘルプでは、受信設定の確認や、別のメールアドレスで受信できるかを確認する方法が案内されています。

メールアドレスを変更する場合は、管理画面や公式ヘルプの案内に従って操作してください。

 

設定が完了しているのに公開できない場合

必要な設定を済ませても公開できない場合は、BASEから不備を知らせるメールが届いていないか確認してください。

決済申請や運営者情報に不備があると、追加対応が必要になる場合があります。

公開設定については、管理画面の「設定」から「ショップ情報」を開き、「ショップ公開状況」を確認してください。

なお、ショップページが表示されることと、Googleなどの検索結果に掲載されることは別です。検索結果への反映は検索エンジン側の処理に左右されます。

 

BASEとほかのネットショップ作成サービスで迷った場合

BASE以外にも、ネットショップを作成できるサービスがあります。

サービスを選ぶ際には、初期費用や月額費用だけでなく、販売手数料、必要な機能、運用方法なども比較することが大切です。

BASEとmakeshopの違いを確認したい場合は、以下の記事をご覧ください。

あわせて読みたい関連記事

BASEとmakeshopの違いを比較する

また、STORESを含めて検討したい場合は、STORES・BASE・makeshopの比較記事もあります。

すでにBASEで販売すると決めている場合は、他社比較に時間をかけすぎず、まずは商品情報と販売準備を整えることを優先するとよいでしょう。

 

BASEのネットショップ開設に関するよくある質問

BASEは無料でネットショップを開設できますか?

はい。スタンダードプランは初期費用・月額費用0円で利用できます。ただし、商品が売れた際には決済手数料とサービス利用料などが発生します。

 

商品を登録する前にショップを公開できますか?

BASE公式ヘルプでは、ショップ公開には商品が1点以上登録されている必要があると案内されています。商品登録を済ませてから公開設定を進めてください。

 

ショップをすぐに公開する必要はありますか?

いいえ。BASE公式ヘルプでは、ショップを公開するまでの期限はないと案内されています。商品やデザインを準備してから公開できます。

 

複数のショップを運営できますか?

BASE公式ヘルプによると、複数ショップを開設する場合はショップごとにアカウントが必要です。1つのアカウントで複数のショップを管理する方式ではありません。

 

プログラミングの知識がなくても開設できますか?

BASEは、アカウント登録、商品登録、デザイン設定などを管理画面から進められるサービスです。基本的なネットショップ開設に、HTMLやCSSなどのプログラミング知識は必須ではありません。

 

まとめ|BASEは開設後の設定まで完了させることが大切

BASEでネットショップを開設するには、アカウント登録、メール認証、運営者情報の設定、決済申請、商品登録、デザイン設定、ショップ公開という流れで作業を進めます。

スタンダードプランなら初期費用・月額費用0円で始められますが、販売時の手数料や発送費用なども考慮して価格を設定する必要があります。

まずは販売する商品の情報を準備し、登録から公開まで一つずつ設定を進めてください。公開前には、商品価格・送料・運営者情報・ショップの表示内容を確認することが重要です。

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