2022年は、多くの人気ユーチューバー(YouTuber)が「2021と比べて広告収入が激減した」と明かしており、SNS上では「YouTubeはオワコン」と流れており、専門家も今後に対して悲観的に考えています。
今回はYouTube収益が減ったことでオワコン化した理由について記載しています。
ユーチューバーのオワコン化
広告収入が10分の1に激減
ラファエルのYouTube収益内容
2022年12月にユーチューバーのラファエルが下記の発言をして話題となりました。
ユーチューバーというYouTubeで収益を上げて稼ぐというビジネスモデルは、いずれ終わると思っています。
現在の広告収入は10分の1ぐらいになっており、ほとんどのユーチューバーが同様だと思います。
その後、多くのYouTuberが昔より広告収入が減っていると発言をしています。
ぷろたんのYouTube収益内容
2023年の1月4日には、ぷろたんが「先月の収益が1/5に減って気が狂いそうなので特大唐揚げに自家製タルタルソースぶっかけて食べる」との動画を公開しました。
▼2022年は過去最低収益
ぷろたんは、昨年12月の広告収入が過去最低の“3桁”となり、従来の5分の1まで落ち込んだと発言しました。
広告収入の低下に繋がった直接の原因は、広告の付け忘れだったそうですが、ユーチューバーの誰もが広告収入の減少に直面していると指摘し、ユーチューブ全体がオワコン化してきている認識を示しました。
シバターのYouTube収益内容
1月7日には、シバターがラファエルの発言を受け、自身のチャンネルで収益を明かしました。
「2021年は3000万円いかない」ぐらいだったが、「2022年は1500~1600万」ぐらいとのことで、動画再生数も収入も約4割減になりました。
わたしは動画配信を始めて9年目なんですけど、長年ユーチューバーをやってきた人たちがどんどん廃業していってます。
▼芸能人の参入による影響
シバターは写真週刊誌FLASHの取材に応じ、現在ユーチューバー広告収入減に対して、芸能人が軒並み参入したことが大きいと述べました。
ですが、芸能人だけがユーチューバーとして成功し、従来のユーチューバーを淘汰しているかといえばそんなことはないと言われています。
宮迫のYouTube収益内容
宮迫博之が、2020年にユーチューバーへ転進した時は非常に注目され、当時は1本の動画が数百万再生となることも多かったのですが、最近は数万台や数千台も珍しくなくなってきました。
一時は、お笑い芸人のユーチューバー参入が話題になりましたが、多くの芸人が宮迫と同じように苦戦しているようです。
芸能人ユーチューバーですら苦戦
お笑いはランキング上位が取れない?
上記の通り、芸人のユーチューバー転身が目に留まるが、YouTubeランキングのニュースサイトであるユーチュラの発表を見れば一目瞭然です。
2023年1月のユーチューバーランキングでは、公開されたチャンネル登録者数ベスト50位に入っているお笑い芸人は、26位の中田敦彦さんだけでした。
しかも、中田さんのチャンネルは教養系にカテゴライズされており、お笑いの要素は少なく、純粋なお笑いとなると、江頭2:50さんが52位で健闘していますが、その他はランキング100位まで見ても名前がありません。
▼芸能人全体でも厳しい状況
ランキング対象を芸能人全体で見ても、「ジャにのちゃんねる(二宮和也・中丸雄一・山田涼介・菊池風磨)」が51位と健闘しているくらいです。
YouTubeオワコン化の原因
湧き出てくるライバルYouTuber
長年動画配信を続けている人気のユーチューバーは、芸能人や新規参入の「副業ではなく本業」で行っているにも関わらず収益が減ってきています。
本業でしているにも関わらず、広告収入の減少となった最も大きな原因は、YouTubeのライバルが相次いで登場したことです。
視聴時間の争奪戦
人間の1日に見る動画視聴時間は、平均1時間から3時間と調査結果が発表されています。
▼Z世代キッズの増加
2005年に始まったYouTubeですが、幼少の頃「将来の夢はユーチューバー」と言っていた、Z世代キッズが配信機材などを得られるようになったため、多くの視聴時間を巡るライバルが増え、激しい争奪戦が繰り広げられるようになりました。
レッドオーシャン化
動画配信のライバルが増えるだけならまだしも、今までのYouTubeは、ブルーオーシャン(競争のない動画配信業界)の一強でしたが、複数の動画配信サービスが増えたことで、レッドオーシャン(競争の激しい市場)となりました。
▼動画配信サービス
上記の1日に最大3時間という視聴時間を、以前は「YouTube」のみでしたが、「TikTok、Netflix、Amazon Prime Video、Hulu」といった動画配信サービス参入で、必然的にユーチューバーの広告収入が激減するようになりました。
▼動画配信のサブスク増加
更に、動画視聴だけに頼らない「サブスクリプション(定額・継続購入制)・YouTubeの場合はメンバーシップ」による動画配信サービスも台頭し、自社の動画へ引き込む戦略が増えました。
YouTubeプレミアムの影響
「YouTubeプレミアム」とは、YouTubeが始めたサブスクリプションサービスで、「個人は月1180円」「家族は月2280円」など様々な料金プランが用意されています。
▼サブスクで広告カット
プレミアムに入会すれば、広告なしで動画を視聴することができるので、プレミアム会員が増加するに比例してユーチューバーの広告収入は減少します。
今後は、「Netflix・Amazon Prime Video・Hulu」といったライバル社には、YouTubeプレミアムで対応する方針のようで、更に広告収入は減っていくでしょう。
大手企業の広告出稿が減った
一般的には、あまり知られていませんが、大手企業がYouTubeへの広告出稿を控えるようになりました。
その原因としては、世界的政治の「陰謀論動画の巣窟」のようになり、日本では「迷惑系ユーチューバー」の悪影響もあります。
▼理由を簡単に解説すると
大手企業がYouTubeに広告を出稿すると、上記の「陰謀論者や迷惑系ユーチューバー」を支援しているかのように受け止められてしまうからです。
2020年7月に起きた、愛知県岡崎市のスーパーで「会計前に魚の切り身を食べた」、犯罪者「へずまりゅう」が逮捕されたことなどが関係しています。
広告の「質」が重要なのは言うまでもなく、以前からYouTubeを利用している人でしたら、最近は大手企業の広告が減ったことにお気づきでしょう。
今後のYouTube
改革断行の方針
今後は、有名ユーチューバーの動画は「YouTubeプレミアム」だけでしか見られない、という日が来ても不思議ではなく、そのようになるとプレミアム登録できないユーザー層が離れてしまいます。
現在、再生数や登録者数がトップクラスのユーチューバーも、プレミアムサービスに囲い込まれる可能性があります。
ユーチューバーは厳しい環境となる
YouTubeは、2023年から荒療治を行うようで、トップクラスのユーチューバーでも一度は「解雇状態」にし、その後で「YouTubeからの新しいルールに則って動画配信を続けるか」決断する必要が出てきます。
▼YouTubeでは将来食っていけない
以前から「ユーチューバーでは食っていけない」という傾向が指摘されてきましたが、2023年以降は「YouTubeバブルの終焉」が見えてきた事で、より一層厳しい環境となりそうです。
ボーダーラインは登録数100万人?
今後YouTube収益で、将来安定した暮らしがしたい方は、おおよそチャンネル登録数100万人必要と言われています。
もし、現時点では稼げていても5年後・10年後には、更に収益化が下がり、特に女性ユーチューバーなどは年齢なども関係し、ファン離れが起きる可能性があります。
これから楽に稼ぐには?
サイト運営で自動収益化
YouTubeのコンテンツが終わりに近づいている中で、今後はどのように稼いで行くのかお悩みの方は、ぜひブログ(サイト運営)を検討してみてはいかがでしょうか?
YouTubeと違う点
初期のYouTubeは動画をアップすればするほど、過去の動画もあって収益が増えると言われていましたが、上記で解説した通り1日に見られる視聴時間には限りがあります。
▼過去の動画は埋もれる
そしてYouTubeのシステム上、過去に投稿された動画のほとんどは、新しい動画によって埋もれて見られなくなります。
サイト運営の利点
皆さんがよくGoogleで様々な検索をした時に、有益な内容であればサイト運営なら「2000年代や2010年代の記事が出てくる」かと思います。
それだけ古い記事でも上位表示されるなら、ブログ(サイト運営)はYouTubeより安定して収益が入ってくるのは必然です。
▼ユーチューバーからサイト運営に移動
実際に管理人自身が、以前はユーチューバーをしていましたが、YouTubeの将来性の無さやサイト運営のメリットなどを理解し、今はほぼ不労所得で楽に生活しています。
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