【WordPress】独自ドメインとは?取得方法・費用・決め方を初心者向けに解説


WordPressでブログやWebサイトを公開する際に重要になるのが「ドメイン」です。

この記事では、独自ドメインとは何か、サブドメインとの違い、.com・.jpなどの種類、ドメイン名の決め方、取得方法、維持費用まで初心者向けに解説します。

すでに取得したいドメイン名が決まっており、実際の取得・WordPress設定手順を確認したい方は、WordPressで独自ドメインを取得・追加する手順も参考にしてください。

目次

独自ドメインとは?

ドメインはWebサイトの住所にあたる文字列



ドメインとは、Webサイトの場所を識別するために使われる文字列です。分かりやすくいえば、インターネット上の「住所」のような役割があります。

例えば、このサイトのURL「https://webcras.com/」では、「webcras.com」がドメイン名です。

URLの先頭にある「https://」は通信方式を表すスキームであり、ドメインとは別の要素です。HTTPSやSSLについてはHTTP・HTTPSとSSLの違いで解説しています。

 

▼独自ドメインの例

  • Amazon:https://www.amazon.co.jp/
  • Google:https://www.google.com/
  • Webクラス:https://webcras.com/

独自ドメインは、ドメイン登録サービスなどを通じて自分で取得・管理するドメインです。同一のドメイン名を複数の利用者が同時に登録することはできないため、希望する文字列がすでに登録されている場合は別の名前を選ぶ必要があります。

 

独自ドメインとサブドメインの違い

URL内の独自ドメインとサブドメインの位置を示した図
URLの中で独自ドメイン・サブドメイン・パスがどこに当たるかを示しています。

▼サブドメインの例

  • https://news.yahoo.co.jp/
  • https://weather.yahoo.co.jp/
  • https://shopping.yahoo.co.jp/

「news」「weather」「shopping」の部分がサブドメインです。

サブドメインは、すでに所有・管理しているドメインを用途やサービスごとに分けて運用するときなどに利用できます。

ただし、記事数が増えたからといって必ずサブドメインへ分割する必要があるわけではありません。通常のWordPressサイトでカテゴリーを整理するだけなら、ディレクトリやカテゴリー機能で対応できるケースもあります。

 

WordPressで独自ドメインを使うメリット

  • 自分専用のURLを継続して利用できる
  • サイト名やブランドに合わせたURLを作れる
  • レンタルサーバーを変更しても同じドメインを継続利用できる
  • 独自ドメインのメールアドレスを利用できるサービスもある

WordPressを長期運営するのであれば、自分で管理できる独自ドメインを利用するメリットがあります。

一方で、「独自ドメインを取得するだけでGoogle検索順位が上がる」という意味ではありません。Googleは、ドメイン名やURLにキーワードが含まれていること単独のランキング効果は非常に小さいと案内しています。

SEO(検索エンジン最適化)では、ドメイン名だけではなく、検索意図を満たすコンテンツ、サイト構造、クロールしやすさなどを総合的に整えることが重要です。

 

サブドメインを使うのはどんな場合?

サブドメインは、大規模サイトで異なるサービスを明確に分離したい場合などに利用できます。

例えば「ニュース」「ショッピング」「サポート」など、サービスの役割が大きく異なる場合には、サブドメインによる整理が選択肢になります。

小規模なWordPressブログでは最初から無理にサブドメインを作る必要はなく、サイト構成や運用目的を踏まえて判断しましょう。

 

ドメインの種類

トップレベルドメインは大きくgTLDとccTLDに分けられる

ドメインの末尾にある「.com」「.jp」などをTLD(トップレベルドメイン)と呼びます。

JPRS(日本レジストリサービス)によると、TLDは大きく、国や地域を表すccTLD(国別トップレベルドメイン)と、特定の国・地域に限定されないgTLD(分野別トップレベルドメイン)に分けられます。

種類 代表例 特徴
ccTLD .jp、.uk、.cnなど 国・地域に割り当てられたTLD
gTLD .com、.net、.orgなど 特定の国・地域に限定されないTLD
新しいgTLD .blog、.site、.appなど 従来より選択肢が大幅に増えたgTLD
属性型JP .co.jp、.ac.jp、.go.jpなど 登録できる組織などに要件があるJPドメイン

 

「ccTLD」とは?.jpなど国・地域を表すドメイン

ccTLD(国別トップレベルドメイン)は、国や地域に割り当てられた2文字のTLDです。

代表例には「.jp(日本)」「.uk(イギリス)」「.cn(中国)」などがあります。

ただし、「その国でしか使えない」と一律に考えるのは正確ではありません。登録要件はccTLDごとに異なります。

日本の「.jp」の場合、JPRSによると、日本国内に住所を持つ個人・組織・団体が登録できます。

 

「属性型JP」とは?企業・学校・政府機関などで使われる

属性型JPドメインには、組織の種類に応じた登録要件があります。

ドメイン 主な登録対象
.co.jp 日本国内で登記を行っている会社など
.go.jp 日本の政府機関、独立行政法人など
.ac.jp 大学などの高等教育機関・学術研究機関など
.or.jp 財団法人、社団法人、医療法人、NPO法人など対象となる法人組織
.ne.jp 日本国内のネットワークサービス

属性型JPドメインは原則として1組織につき1ドメインですが、種類によって例外や個別の登録条件があります。取得を検討するときはJPRSの最新要件を確認してください。

 

「gTLD」とは?.com・.netなど世界的に使われるドメイン

gTLD(分野別トップレベルドメイン)には「.com」「.net」「.org」などがあります。

歴史的には用途を意識して設けられたTLDもありますが、現在は誰でも登録できるものが多く、個人ブログや企業サイトでも幅広く利用されています。

ドメイン 一般的なイメージ
.com 企業・サービス・ブログなど幅広いWebサイト
.net ネットワーク関連を含む幅広いWebサイト
.org 組織・団体など
.info 情報提供サイトなど

Googleは、一般的なSEOにおいて「.comだから有利」「特定のgTLDだから不利」といった単純な扱いはしていません。TLDは、サイトの目的や利用者への分かりやすさ、取得・更新料金なども含めて選びましょう。

 

「新gTLD」とは?.blog・.site・.appなど選択肢が豊富

「.blog」「.site」「.app」など、2012年のICANNによる新gTLDプログラム以降に大幅に増えたTLDもあります。

従来の「.com」では希望する文字列がすでに取得されている場合でも、別のTLDなら空いている可能性があります。

ただし、取得料金だけでなく2年目以降の更新料金も確認してから契約することが重要です。

 

WordPressのドメイン名の決め方

短く覚えやすく、長期間使える名前を選ぶ

WordPress用の独自ドメインを決める際は、SEOだけを目的にキーワードを詰め込むのではなく、ユーザーが覚えやすく長期間利用できる名前を選ぶことが重要です。

  1. サイト名やサービス名と関連する文字列を考える
  2. 短く入力しやすい名前にする
  3. .com・.jpなどTLDを決める
  4. 希望するドメインが取得可能か確認する
  5. 取得・更新料金を確認して申し込む

 

▼サイト名と関連する文字列を考える

サイト名・サービス名・ブランド名などと関連した文字列にすると、ユーザーがサイトとURLを結び付けやすくなります。

Webクラスの場合は「https://webcras.com/」の「webcras」の部分です。

Googleは、ドメイン名に検索キーワードが入っていること自体のランキング効果はほとんどないと説明しています。そのため、不自然にSEOキーワードを詰め込む必要はありません。

 

▼「.com」「.jp」などを決める

次にTLDを選択します。

個人のWordPressブログなら「.com」や「.jp」なども候補になります。法人で「.co.jp」を利用する場合などは登録資格を確認してください。

 

▼取得前に更新料金も確認する

ドメイン料金は「新規取得」と「更新」で異なる場合があります。

初年度のキャンペーン価格だけで判断せず、2年目以降に継続した場合の料金も確認しておくと安心です。

 

WordPressで独自ドメインを取得する方法

レンタルサーバーと一緒に取得すると設定しやすい

WordPressで独自ドメインを利用する場合、大きく分けると「ドメイン取得サービスで取得する方法」と「レンタルサーバーの契約時に取得する方法」があります。

初心者の場合は、WordPressを設置するレンタルサーバーと一緒に取得すると、DNS(ドメインとサーバーを結び付ける仕組み)などの設定を簡略化できるサービスがあります。

 

独自ドメイン取得からWordPress開設までの手順

ドメイン取得の基本的な流れ

独自ドメイン取得からWordPress開設までの流れ
ドメイン名を決めてからWordPressを開設するまでの基本的な流れです。
  1. サイト名とドメイン候補を決める
  2. 希望するドメインの空き状況を確認する
  3. ドメイン取得サービスまたはレンタルサーバーで取得する
  4. 必要に応じてDNS・ネームサーバーを設定する
  5. レンタルサーバーへドメインを追加する
  6. WordPressをインストールする
  7. SSL・HTTPSなどの初期設定を確認する
  8. 更新期限を管理する

レンタルサーバーとドメインを別々の会社で契約する場合は、DNSやネームサーバーの設定が必要になることがあります。

実際の管理画面を使った詳しい手順は、WordPressで独自ドメインを取得・追加する方法で画像付きで解説しています。

 

WordPressの独自ドメイン取得・維持にかかる費用

料金はTLDと契約サービスによって異なる

独自ドメインの料金は、TLDやドメイン取得サービスによって異なります。

確認したいのは主に次の3項目です。

  • 新規取得料金
  • 更新料金
  • 移管料金

料金は変更される可能性があるため、契約時には各サービスの公式料金表を確認してください。

また、レンタルサーバーによっては一定の契約条件を満たすことで、対象の独自ドメインをサーバー契約中無料で利用できる特典があります。

例えば2026年9月3日時点では、エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ!で条件付きの独自ドメイン無料特典を確認できます。

「レンタルサーバーを契約すれば必ず無料」ではなく、対象プラン・契約期間・対象TLDなどの条件が設定されているため、申し込み前に確認しましょう。

 

中古ドメインを使う場合は過去の運営履歴を確認する

一度ほかの所有者が利用したドメインが、中古ドメインや期限切れドメインとして再取得できることがあります。

ただし、中古ドメインだからSEOで有利になるとは限りません。

過去にスパムなどへ利用されていた可能性もあるため、取得する場合は過去の利用状況を確認する必要があります。

Googleは、期限切れドメインを購入し、その過去の評価を利用して検索順位を操作することを主目的に低価値なコンテンツを掲載する行為を「Expired domain abuse(期限切れドメインの不正使用)」としてスパムポリシーの対象にしています。

新しくWordPressサイトを立ち上げる初心者であれば、「強そうな中古ドメイン」を探すことよりも、サイトの目的に合った分かりやすい新規ドメインを取得し、長期的にコンテンツを積み上げる方法が分かりやすいでしょう。

 

独自ドメイン無料特典があるレンタルサーバーもある

無料特典は対象プラン・契約期間・ドメインを確認する

WordPress向けレンタルサーバーの中には、一定条件を満たすことで独自ドメインの取得・更新料金が無料になるサービスがあります。

2026年9月3日時点で公式サイトから独自ドメイン無料特典を確認できるサービスには、エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ!などがあります。

ただし、「最大2個無料」などと表示されていても、1個目と2個目で対象TLDが異なる場合や、契約期間などの適用条件があります。

サーバーを比較するときはドメイン無料の有無だけで決めず、サーバー料金、契約期間、バックアップ、サポート、WordPressの導入しやすさなども含めて判断してください。

レンタルサーバーについてはWordPress向けレンタルサーバーの記事も参考にしてください。

 

WordPressのドメインに関するよくある質問

.comと.jpはどちらがSEOに強い?

一般的な検索順位について「.comだから強い」「.jpなら必ず上位表示される」というものではありません。

GoogleはTLDについて、特定の国をターゲットにする場合を除き、通常は小さなシグナルであると説明しています。

 

ドメイン名にSEOキーワードを入れた方がいい?

無理に入れる必要はありません。

Googleはドメイン名やURL内のキーワード単独について、ランキングへの影響はほとんどないと案内しています。SEO目的だけで長い文字列にするより、サイト名と関連し、覚えやすく入力しやすい名前を優先しましょう。

 

取得したドメイン名は後から変更できる?

新しいドメインへサイトを移転することは可能ですが、既存サイトではURL変更に伴ってリダイレクトなどの移行作業が必要になります。

Googleもドメイン変更を「URL変更を伴うサイト移転」として扱い、旧URLから新URLへの適切なリダイレクトなどを推奨しています。

そのため、新規サイトでは長期間使えるドメイン名を選ぶことをおすすめします。

 

STUDIOでも独自ドメインを使える?

WordPress以外のWeb制作サービスでも独自ドメインを利用できる場合があります。

WebクラスではSTUDIOで独自ドメインを取得・設定する方法も別記事で解説しています。

 

まとめ|WordPressは長期間使える独自ドメインを選ぼう

WordPressで独自ドメインを取得する際は、SEOだけを理由に決めるのではなく、サイト名との関連性、覚えやすさ、更新料金、TLDの登録条件などを確認することが大切です。

特に次の点を確認してから取得すると失敗を減らせます。

  • 長期間使えるドメイン名か
  • 希望する文字列が取得可能か
  • .com・.jpなどのTLDがサイト用途に合っているか
  • 新規取得料金だけでなく更新料金も確認したか
  • レンタルサーバーの無料ドメイン特典を利用できるか

これからWordPressを新規開設する場合は、ドメインとレンタルサーバーをまとめて契約できるサービスを利用すると設定を簡略化できます。

実際の取得画面からWordPressを設置するまでの流れは、独自ドメインを取得してWordPressサイトを作成する手順を確認してください。

 

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